ある意味崖っぷち。 J1-24 vsアルビレックス新潟(日立台)

(8/27 鎌田のカードの累積枚数を間違えていたので訂正しました )

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23節終了時点で勝ち点9(2勝3分け18敗)と苦戦しているアルビレックス新潟。

アンヨンハの引退試合だったり、スタグルがヘルシーでおいしかったり、とにかく印象がいいチーム。

 

そしてレイくんのこんなつぶやき。

後列左から3番目が呂比須監督。前列右から2番目が下平監督。カレカおるやんけ!

 

両監督は柏レイソルで同期。

FC東京でも日本代表でも一緒にプレーしてきたそうです。

監督や古くからのサポーターはいろんな思を抱いて明日の試合に臨むのでしょうね。

 

しかし、勝負は非情。

勝っても負けても恨みっこなし。

っていうか勝つ。

小泉が累積で出られない左サイドの隙を無情に突く。

 

せめて新潟からやってくるチームとサポーターをリスペクトで迎えましょう。

 

柏レイソル 1-1 アルビレックス新潟

システム 4-4-2

高さを使ってくるであろう新潟に古賀(182cm)を起用して対抗します。好調な小林はベンチで待機。

古賀はDFのイメージでしたがボランチもできる?

どうせなら中山を1列上げて古賀をCBに... いやなんでもない。

 

手札はGK 桐畑、DF 鎌田、MF 小林 栗澤 細貝、FW 大津 武富。

後で出てきますが、鎌田を入れておいて本当に良かった。

前半 1-1

いつもは前半はアウエイ側に向かって攻めていきますが、今節はなぜかコイントスで矢野が逆サイドを選択。

なんだかいつもと違う感覚でやりにくい。

 

立ち上がりはレイソルの土壇場。負けじと最初から前がかりになって出てくる新潟。

そのせいか開始早々中谷にイエロー。場が荒れる予感。

CKとFKとサイドスローとカウンターをお互いに出し合っていて組み立てが進まない。

そわそわした試合展開。

 

クリスからの絶妙なクロスが入る好機もありましたが伊東が合わせられず。

ここで決めていれば... 悔やまれます。

 

そして30分ごろ。中山が致命的なパスミス。

パスミス自体はいつもどおりなのでアチャーくらいにしか思ってませんでした。

しかし勝ち点に飢えている新潟は他のチームと一味違う。

そこからホニ(7:MF)が持ち前のスピードで突っ込んできてクロス。その先にはチアゴ(10:MF)。

小池が体を張って止めに入いるも間に合わず。

さらにゴール前では中谷が邪魔になって航輔がキャッチに行けず。

TKS。(痛恨の失点。)

 

勢いに乗る新潟。

左から駆け上がってくるタンキに気圧されたのか、中谷がヒジを入れてしまい2枚目のイエローで退場。

自滅まっしぐら。

 

こりゃいかん。寛斗を投入してビルドアップから崩していかないと。

っておらんのかい...

 

いやな空気が漂っていた前半の終了間際。

クリスのCKから揉み合った末に大谷(柏)がオーバーヘッドぎみに押し込んで同点。

さすがキャプテン大谷(柏)。後輩のミスはしっかり責任をとってくれます。

後半 0-0

さあ、下平監督、一人足りない状況でどうします?

そう、少々上から目線でワクワクしながら後半開始。

 

下平監督はカウンター狙いに徹する判断をした模様。

徹底的に中央を固めて、センターラインより前に出るのを諦めました。

ディフェンスリーダーを欠いた状態で前がかりになってもカウンターを食らうだけ。

ならば相手に持たせて走らせて、ヘバったところでカウンターを仕掛ける。ってところでしょうか。

 

サンドバックになって耐え続けるレイソル。

焦れずにただひたすら耐え、反撃の機会をうかがう。

 

新潟はディフェンスを2人残してカウンターに備えつつ、

レイソルが反撃してこないのをいいことに右から左からバンバンシュートを打ち込んでくる。

まるで自衛隊が反撃しないのをいいことに尖閣諸島で領海侵犯を繰り返すちゅうご.... いやなんでもない。

 

新潟の選手もだんだんシュートの精度が上がってきて、チアゴのシュートをポストに救われる場面もありました。

まるで国際世論を無視してだんだん精度の高い核ミサイルを開発するきたちょうせ... いやなんでもない。

ここは航輔がなんとか凌ぎます。

 

そしてやってきた反撃の機会。カウンターで一気に駆け上がる伊東。

しかし「伊東砲」は不発。1試合で1回しか使えないのに....

その後もパスミスが続き、新潟の早いプレスにボールロストを繰り返すレイソル。

躙り寄る新潟。失点は時間の問題。

 

ここで形勢を立て直そうとベンチが動きます。

ミスが増えてきた古賀を鎌田に替えて守備を落ち着かせます。

本当に落ち着きました。

やるじゃんカマジ。

 

さらにガス欠の伊東を大津に替えて一発逆転を狙います。

ハモンも足が止まってきたので武富に替えるかと思いましたが交代無し。

やや持ち直すものの時既に遅し。

AT4分を消化して引き分けに終わりました。

まとめ

3節の川崎戦と同じ流れでゲームプランをぶっ壊した中山、中谷コンビ。

それをチームとしてどうカバーするかが問われた一戦。

CBが2人でやらかしたらもうリカバリーできないことがはっきりわかりました。

 

川崎戦と比べて前半の失点が少なかったので引き分けで終わることができましたが、負けてもおかしくない内容でした。

 

しかし見方を変えればDFが減っても耐え凌ぐ術はあるということがわかったのは収穫でした。

上位チームに通用するか否かは未知数ですが。

 

あと、成長を褒めたい。自分の。

それは後半の攻められ続けた苦しい場面。

半年前の自分だったら「ゴールは前やぞ!前に出んかい!キーッ!」てなってたと思う。

今日は「あー、そういう作戦ね。人数少ないし、まあそうなるよね。守備に自信があるのは良いことだ。お手並み拝見。」って感じでむしろ楽しめた。

ほぼ毎週、図書館でサッカー本を読み漁ってる効果が出てきたかも。

気になった選手&プレー

中山のTKM(痛恨のミス)

思い出したくもない。

しばらく顔も見たくない。

代表でも何でもいいからしばらくどっか行っといて。

 

... と正直思いましたが、一晩明けたら気持ちが治まりました。

今まで失点につながらなかっただけで、ああいうミスは時々あった。

いい機会なので修正を。

中谷の退場

ジャッジが厳しかったかな。

でもヒジはいかんよ。(当たってない様にも見えるけど)

中山と並んでゲームプランを壊してしまった中谷。

それでも憎めない柏っ子キャラなんだよなー。

今はあまり語りたくない。

でも期待してる。

最後のイエローは違う気がする 鎌田

ほんといてくれてよかった。

カマジいなかったらディフェンス崩壊するところだった。

なんか人違いでイエローもらって累積4枚って可哀想。

なぜか鎌田がイエローをもらって累積3枚。

1つか2つ前のプレーはきわどかったけど、次のプレーに入ったら審判は警告を出せないのでこれはクリアのはず。

逆に相手のコンタクトがちょっと厳しかったような。でもファウルになるレベルではない。

納得いかずアピールする鎌田。佐藤主審は苦笑いしながら首を横に振ります。ここは引き下がるしかない。

チームを救うのはやっぱり大谷

大谷っておいしいところを持ってくのうまいよね(褒め言葉)

連敗を止めるとか、決勝点を挙げるとか。

今日もそんな流れの、そんな得点。

チームを救う貴重な1点を今日もありがとう。

小池 おつかれ

ディフェンスが減った穴を埋めるためにボランチが2枚ともDFに吸収される異常事態。

それでもなんとか前へ進もうと頑張ってはいた。

ロストしまくったけど1人足りない状況では仕方ない。

チアゴのヘディングは止めてほしかった。

まあ追いついただけでもすごいんだけどね。

新潟の選手

ホニ怖い。厄介。スピード乗りすぎ。しばらく出禁にしたい。

全体的にプレスが早くて引いて守っていると怖い。得に加藤。ひつこい。

最後に出てきた富山は謎。ポイントゲッターでもないし、守備的でもないし。何をしたかったんだろう?

ずっと引いてると山崎はあんまり怖くないね。というか普通の選手になってた。もっとフィジカルでゴリゴリやってきたら怖かっただろうに。

んー 前節も思ったんだけど、下位って感じじゃないんだよね。

しっかり自信持って前に出てくれば強いチームだと思うんだけど。

選手の仲が悪いとか派閥みたいのがあってまとまらないのかな?

目玉焼きに塩派と醤油派で揉めてるとか、ガンダムはZZ以降は邪道とか。

ピッチの外のあれやこれや

中谷のカードの累積と出場鵜停止

警告が3枚累積していた中谷。

今節2枚の警告で退場したわけですが、出場停止は何試合になるのでしょうか。

気になったので調べてみました。

結論から言うと1試合。浦和戦のみです。

 

最初の1枚目の警告で累積4枚に達したので出場停止が確定します。

そして2枚めの警告で退場処分となり、これも出場停止になります。

Jリーグのルールによると、『警告累積による出場停止と退場による出場停止は同時に科されます』とあり、両方課せられた場合は2試合の出場停止です。

しかしこれには例外があり、『1試合に2回の警告を受けた場合、この警告は累積には算入されません。』とあります。

今回は1試合で2枚の警告を受けているので累積にはカウントされず、レッドカードを1枚もらったのと同じになります。

したがって、中谷は

  • カードの累積は3のまま
  • 今節はレッドカードが出されたのと同じ扱い
  • 出場停止はレッドカード1枚分(1試合のみ)

という処分になります。

復帰は翌週の横浜F・マリノス戦。

ここで警告を1枚受けると累積4枚となり、また出場停止になります。

鎌田のカードの累積

鎌田も警告が3枚累積した状態で今節も1回の警告を受けました。

これは普通に4枚の累積なので次節は試合に出られません。

鎌田は累積2枚の状態で今節1枚追加。まだ3枚なので次の試合に出られます。

でも話の流れ上、累積が4枚になった場合の話をしないといけないので、次節カードをもらったらどうなるかを書いておきます。

とはいっても皆さんご存知のとおり、4枚累積したら次節は出場停止ってだけです。

中谷との違いは累積がリセットされる点です。

厳密にはリセットされるのではなく、次の4回の警告まで試合に出られるだけです。警告枚数は累積されつづけ、チームで一定の枚数を累積すると罰金があります。

私もプロではないので間違ってるかも。

間違いを見つけたらご指摘お願いします。

オレンジびっしりのアウエイ席

いやー 土曜のナイトゲームとはいえ新潟からよく来ましたね。

1000人超のビジター席がオレンジ一色でした。

こんなに埋まるのは浦和とか鹿島とかガンバ、マリノスくらいじゃないでしょうか。

降格とか順位とかは一旦忘れて今日はサッカーを楽しみましょう。

ビッグスワンと違って日立台は無料チケットとか無いので、全員チケットを買ってきているわけです。

そりゃ選手も背中を押されるでしょう。

今日は勝ち点を分け合う結果となりました。

残留にも優勝にも物足りない勝ち点1。

でも緊張感のある試合を見れたので、今日はそれでよしとしましょう。

次はJ1-25 浦和レッドダイアモンズ(埼玉スタジアム)

次節は中谷も鎌田も出られず、本職のCBが一人足りない状態で浦和レッズに挑みます。

間違いないなく厳しい試合になるでしょう。

次節は中谷が出られず鎌田が出る可能性が高いと思います。

中山が不在時の安定していた鎌田なら問題無いでしょう。

 

しかし中谷も鎌田も累積3枚なのは変わりありません。

古賀の奮起に期待するのか

レフティ橋口を進撃の巨人に覚醒させるのか

今井をCBに起用してみるのか

なんならいっそ中川創をぶつけてみるか

 

今度負けたら優勝はまず無理。

これだけ混戦だとACLも難しい。

崖っぷちっす。4位以下じゃ意味ないんす。

 

どうする下平監督!? どうするレイソル!?

 

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